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教えて!偉い人!【女子大生の社長訪問日記】

皆さん、現在の待機児童の人数知っていますか?シングルマザーの平均収入知っていますか?

認可保育園の数は増加しており、待機児童数も減少していますが(令和2年4月1日)、それでも待機児童はまだおり、また障害のある子どもは待機児童にすらなれない現状があります。

共働き世帯が増えているため、子どもが小さい頃から保育園に預けたいという保育園の需要も上がってきているのでしょう。

そして、シングルマザーの平均年収は200万円以下が約60%(平成28年)を占めています。

年収200万円以下では一人暮らしでも生活していくのが難しいラインですよね。

そんな子育て家庭を支えるNPO法人の方に、日本の子育て事情の現実を教えてもらいに行きました!

このシリーズでは現役就活生の私が現役社長の方々を訪問し、インタビュー形式で社長さんの人生やキャリアの選択方法について語っていただきました。

働き方改革と緊急事態宣言で変わったことはなんですか?

今後の就活生はどこを見て会社を選んだらいいの?

今世紀最大の就活氷河期を生き抜いた私が聞きたかったことをズバズバ聞いてきました。

就活生の皆様、ぜひ参考にしてみてください。

編集担当:たまご

インタビュー日時:2021年12月

子どもは社会で育てるもの

今回インタビューさせていただいたのは認定NPO法人フローレンスの杉山富美子(すぎやまふみこ)さん。

フローレンスは『みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会』というビジョンのもと、病児保育、待機児童問題、障害児保育、一人親問題、虐待問題などに困っている子育て家庭をサポートするサービスを提供しています。

核家族や離婚率が増える中で、現在の子育て事情の現実はどのようなものなのでしょうか?

挨拶は『お疲れさまです』ではなく『こんにちは』

たまご:まず杉山さんの略歴を教えて下さい。

杉山さん:慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、最初は国内の消費財メーカーに入社しました。そこではベビー用おむつなどのマーケティングを担当しました。その後1回目の転職では外資系の消費財メーカーに転職。そこではキッチン用品などのマーケティング・営業企画を担当しており、その会社にいるときに子どもを2人出産して産休・育休をそれぞれ取っています。

杉山さん:2人目の子どもの育休から復職した後、一度国内の消費財メーカーに転職し、その後2015年にフローレンスに入社しました。フローレンスでは病児保育事業部、障害児保育、経理財務を担当しています。

たまご:ご自身もお子さんが2人いらっしゃるんですね。それぞれの会社が変わったきっかけを教えて下さい。

杉山さん:就活のときは、自分の想像できる世界のものを扱う仕事がしたいと思い、消費財メーカーを受けました。その中でも誰かの役に立つものに携わりたいという思いがありました。

杉山さん:転職したきっかけとしては30代手前になって、これからの働き方について考えたんです。23歳で社会に出てずっとゴリゴリ仕事をしてきたので、もっと他の世界を知りたいと思って転職を決めました。

杉山さん:次の会社は外資系の企業だったんですけど、結果的にいろんな働き方があると知れましたね。外資系の企業は前の会社と違ってのびのびしていたんですよね。海外の方々の働き方がベースになっているので、海外の方って考え方として人生を楽しみながら仕事をするという意識が日本よりも全然強いんです。例えば朝からゴルフをして、その後出社するなどの習慣もありました。

杉山さん:それから社内の人と会ったときの挨拶が『こんにちは』なんですよね。日系の会社だと多く会社が『お疲れさまです』と挨拶するじゃないですか。

たまご:特に上司に対してはそうですね。

杉山さん:その会社は誰に対しても『こんにちは』でした。『Hello』の感覚だと思います。

杉山さん:女性の扱われ方も少し違った気がしますね。

たまご:同じ日本国内でもいろいろな働き方があるんですね。

杉山さん:最初の会社では朝出社して24時退社のことも普通だったんです。それが当たり前だと思っていたのですが、世界の価値観もちょっと自分の身を置く環境をズラしてみると全く違う風に見えるのだということに気づくきっかけにもなりました。

たまご:その外資企業の中で産休を2回取られたんですよね。ご自身が産休を取っていたときや子育て中に何か困ったことはありましたか?

杉山さん:産休を取ったときも、復職してからも私の会社はとても配慮してもらえたんですよね。みんなムリしなくていいよという感じで。自分にとってはそれは少し物足りないくらいでした。だからもっと仕事のチャンスが欲しいと思って2回目の転職を決意しました。

たまご:子育てをしながらも仕事に貪欲になれるってすごいですね。やはり外資企業は女性の扱いが違うこともあり、配慮も手厚いんですね。

毎月1,000円を無記名で届けてくれる人

たまご:杉山さんがフローレンスで働こうと決めたきっかけはなんですか?

杉山さん:もともと、社会人になったときから、収入の一部を寄付していこうと決めていて、複数のNGOの寄付会員をしていました。そうしたなかで、以前の職場の同僚がフローレンスの病児保育の利用会員だったことをきっかけに、彼女のSNSを通じてフローレンスの活動を知りました。SNSをフォローするようになり、ひとり親の方向けの病児保育サービスの寄付会員になったことが、フローレンスと直接つながったきっかけになります。

杉山さん:ずっとフローレンスの活動を寄付会員として横目で見ているだけだったのですが、自分自身も2人の子どもをもうけて、自分の人生の時間の使い方を改めて考えたんです。そのときに何か社会に意味のある仕事がしたいと思い、フローレンスに入社することを決めました。

たまご:御社のサービスは直接的に社会に貢献する仕事ですもんね。

たまご:御社はNPO法人なのですよね。NPOとは主にどのようなところが営利団体と違うのでしょうか?

杉山さん:営利団体とは『出た利益をどう使うか』が違います。NPOは利益を出すことを最優先にはせず、事業をより良くしよう、社会を変えようということに還元していきます。そして寄付を募って、寄付金なども活用していきながらより良いサービスを継続していくというのがNPOの特徴です。

たまご:杉山さんはもともと御社の寄付会員だったそうですが、寄付会員さんは個人の方が多いのでしょうか?

杉山さん:個人の方もいれば法人の方もいらっしゃいます。千円札を毎月無記名で送ってくださる方がいらっしゃるんです。誰なのか特定ができないのですが、フローレンスを信じて託してくださる、そういったお気持ちも嬉しいですね。

たまご:素敵なお話ですね。どんな方なのかとても気になりますね。

杉山さん:特定できないのが残念です。それからもう一つ忘れられないエピソードがあって、自分のお子さんが小さい頃にフローレンスの病児保育のひとり親プランを利用していた方が、お子さんが大きくなって生活が安定してきたときに、今度は自分が誰かを支える側になりたい、という思いで寄付会員になってくださったことがありました。それはとても感動しましたね。

たまご:それは感動しますね。寄付してきた方々もこのお話を聞いたら嬉しいでしょうね。

コロナで全員が家庭に閉じ込められた

たまご:フローレンスのアピールポイントはなんですか?

杉山さん:『社会を変える』を仕事にできるところです。

たまご:コロナが事業に与えた良い影響・悪い影響はありましたか?

杉山さん:良い・悪いというジャッジは難しいですが、親子を取り巻く環境が一変したことで、私達の活動にも大きな影響がありました。生活環境が悪化して、様々な領域で支援を必要とする親子が増えました。

杉山さん:社会的にフローレンスの活動に対する期待も高まり、多くの方からいただいた寄付を原資に緊急支援プロジェクトなどを実施しました。(困窮するひとり親家庭に支援を)

たまご:特に御社の虐待問題の項目のところに2020年は児童虐待件数が過去最多(令和2年度)だったと拝見しました。その背景にはコロナの影響もあったのでしょうか?

杉山さん:影響があったのではと考えられますね。コロナ禍というのは人々が家庭に閉じ込められた期間でした。そうした環境下で家庭内暴力が増えたのではないかと考えられます。

たまご:全員がリモートワークになった結果、仕事に集中できる環境がないとか、ゆっくり一人で休める時間がないなどの愚痴はよく聞きました。

杉山さん:それからひとり親の場合、リモートワークができる職種ならまだいいです。リモートワークができる仕事は限られているんですよね。でも子どもを預かってくれる保育園はコロナで閉鎖中。仕事に行かなければならないのに預けるところがないから仕事を休まなければならない、という親御さんも増えました。

杉山さん:金銭的にもひとり親の方々に選択肢が限られてしまう期間になったと思います。

たまご:まだまだ誰もがシングルマザーに理解がある社会ではないですもんね。悲しい現実だなと思います。

杉山さん:そうなんです。未だに『子育ては家庭の中でやれ』という意識がいまの日本は強いんです。公園で遊んでいる子どもの声を騒音と言って通報する方がいるなど、まだまだ子ども達も、子どもを育てている方々も生きづらい世の中です。

杉山さん:そういった声が保護者の方々を追い込んでいるんです。子育てを社会で囲い込むことができたらもっと子育てしやすい環境ができると思います。

半径50メートル以内に見えた社会課題を解決しよう

たまご:杉山さんの担当されているのは病児保育の分野なのですよね。担当した方の中で印象深かったエピソードはありますか?また、喜びを感じる瞬間などがあったら教えて下さい。

杉山さん:私自身が子育て経験者なので実感できるのですが、子どもってすぐに熱を出すんです。共働きでもそうですし、ひとり親ならなおさら、仕事を休めないとか、仕事を休めたとしても会社や職場に居場所がなくなってしまうのではないかといった不安が、働く保護者の方を襲います。

たまご:信じられないくらい熱出しますよね(笑)毎回保育園から熱が出た連絡が来たら駆けつけないといけない状況なんですね。

杉山さん:そんな親御さんのために、病気のお子さんを私達がお預かりするのが病児保育のサービスです。病児保育は定期的なベビーシッターさんとは違って、急な依頼に対して保育スタッフが訪問するので、毎回違うスタッフが行くことになるんです。だから毎回初対面なんですよね。

杉山さん:たった一日の間に、病気で心細い気持ちになっているお子さんと信頼関係を築き、病気のケアをする、とても難しい保育です。保育スタッフはもうその子とは二度と会わないかもしれない。

杉山さん:ただその一日のあとに、親御さんから『本当に助かりました。子どもがまた会いたいと言っています』といったメッセージをもらうこともよくあります。保育スタッフの1日の頑張りが実を結んだように思えて、とてもうれしくなります。

杉山さん:きっとその日一日、その子は安心して過ごせたんだなと思えるし、親御さんも誰かに預けるのは不安があったかもしれないけれど、今日は一日安心して仕事ができただろうなと思います。

たまご:御社の公式ページに、代表の方がフローレンスを立ち上げたきっかけがそもそも病児保育問題だと記載されていたのを拝見しました。知り合いに子どもが体調を崩して会社を休んだ結果解雇されたという話を聞いてどうにかしてあげたいと思ってフローレンスを始めたんですよね。

杉山さん:そうです。そもそも私たちの団体は『半径50メートル以内に見えた社会課題を解決しよう』というモットーで動いています。

杉山さん:だから最初は病児保育でしたが、その後障害のある子の親御さんが預かってくれる保育園がなくて困っているという話を聞いて、実際に当時東京中を探して障害のある子どもたちの預かり先が全くないという現実に気づきました。そこで世の中に障害のある子どもが通える保育園がないのなら私達で作るしかないということで作ったのが『ヘレン』という障害児保育園です。

たまご:ずっと少子化が進んでいるのにどうして待機児童問題が解決しないのだろうと疑問に思っていました。待機児童問題の現状を詳しく教えていただけますか?

杉山さん:認可保育園の数は増加傾向にあるので待機児童問題は解決に向かっているんです。ただ外国籍の子どもや障害児にはまだまだ保育園に入れなくて困っている家族は多いです。必要な人に保育が届ききっていないのが現状です。

杉山さん:そして待機児童問題を解決できたら次のフェーズとして保育園がどのような役割を担うべきなのかという問題に移行していきます。私は保育園は親子が社会とつながる手段の一つだと思うんです。

杉山さん:親が社会から孤立した状態で子育てをしようとするとどんどん閉鎖的な空間に閉じ込められて参ってしまいます。だからこそ保育園が社会の中でどのような役割を担っていくと良いのかが、今後新たに考えるべきことですね。

杉山さん:『こども宅食』というサービスもそうです。これは貧困の家庭の子どもたちに定期的に食品を届けるサービスです。生活が厳しいけれど周りには知られたくないなどといった親子が定期的に社会との接点を作れるように始めたサービスの一つです。

たまご:定期的に誰かが見ていてくれるというのは気づかないうちに安心につながっているでしょうね。

たまご:でもそういったサービスがあることを知らないと使えないですよね。

杉山さん:その考え方だけだと『自分で声をあげられない人』には必要なサービスが届かないのです。自分からサービスや支援を見つけて社会と繋がっていける人だけでなく、今後は『声をあげられない人』たちに社会の側からアプローチしていく必要があると考えています。

たまご:そうですね。本当に助けてほしい人にはこちらから手を差し伸べる必要があるかもしれませんね。

シングルマザーの約60%が年収200万以下

たまご:母子家庭の現状についてのお話をお伺いしたいです。先日インタビューさせていただいた方に『コロナで一番被害を受けたのはシングルマザー』というお話を伺いました。杉山さんがフローレンスとして直接シングルマザーの方々と関わっているからこそ実感したシングルマザーの現状について教えて下さい。

杉山さん:日本の子どもがいる世帯の平均収入は約700万円と言われているんです。それは両親二人が共働きなら二人の年収を合わせてという意味です。

たまご:なるほど。子どもを育てるとなるとそれだけ必要なんですね。

杉山さん:そうです。それだけ必要だと言われる中で、シングルマザーの方々の平均年収は300万円前後で、約60%は年収200万円以下と言われています。100万円以下の方がいるのも現実です。

たまご:年収100万円…。大学生のアルバイト並みですね。家賃を親に払ってもらってギリギリ生きられるくらいですね。それで家賃も払って子どもを育てるなんて気が滅入りそうです。

杉山さん:子どもを一人で育てながらとなると働き方の選択肢もすごく絞られてしまうんです。

たまご:時間的に融通がきくのはアルバイトやパートですけど、正社員じゃないとなると安定もしないですし、昇給もしていかないですもんね。それにリモートでできるアルバイトなんてもっともっと少ないですね。

杉山さん:そんなシングルマザーの方々を支援するサービスに病児保育のひとり親支援プランや、経済的に苦しい家庭に食料などを届けることで社会とのつながりを作るこども宅食があります。

たまご:このようなサービスがあるということが本当に困っている方々に届いて欲しいなと思います。

『志の木』あなたはどういう社会をつくりたい?

たまご:フローレンスで挑戦できることはなんですか?

杉山さん:年齢・社歴に関わらず提案や手を挙げることができ、自分でなりたい自分をデザインすることができます。また、常にいくつものプロジェクトが動いているので、フローレンスの新しい挑戦に取り組むことができます。誰もが等しく挑戦できる風土があります。

たまご:どんな能力が身につきますか?

杉山さん:課題設定力、問題解決力、企画推進力、対人調整力です。多様な人とコミニュケーションを取りながら、答えのない課題に取り組むことが多いです。

たまご:どんな人が御社にマッチしますか?どのような人を求めていますか?

杉山さん:大前提として、『社会を変えたい・社会課題を解決したい』人を求めています。ビジョンに共感する力が、フローレンスの力でもあると考えています。その上で、『正解がない課題に取り組むことを楽しめる』『道なき道を試行錯誤して前に進むことを厭わない』『自分も周りの人も大切に出来る』方とありたい社会に向け邁進したいです。

杉山さん:フローレンスでは最近『志の木』というのを作成しています。フローレンスで働く人たちが自分たちの未来について、将来どんなことをしたい?どういう社会を作りたい?という志を描いて飾っています。

杉山さん:たとえば『みんなが個性を発揮できる社会をつくりたい』『男女や人種など属性に縛られない生き方をしたい』『何歳になっても輝ける社会をつくりたい』など。

たまご:全部共感します!私も何歳になってもキラキラしたいし、女性だからといってバリバリ働き続けることを諦めたくないし、自分の個性は絶対曲げたくないです。素敵な木ですね。

社会の中で子どもが笑顔でいられたらいいな

たまご:杉山さんの願いは何ですか?

杉山さん:私の願いはとても単純で『社会の中で子どもが笑顔でいられたらいいな』というのが願いです。世の中で子どもたちがニコニコしていて、それを見られるというのが一番幸せです。子どもたちが安心して笑顔でいられる社会を作りたいです。

たまご:ニコニコしてる子どもたちを見るとこっちもニコニコしてしまいますよね。手を振りたくなります。

杉山さん:そのためにも子育てを親子で閉じずに『子どもは社会で育てるもの』という認識が広がってほしいですね。

杉山さん:今の日本では、子どもを産んだ環境やそれぞれが置かれている状況で、選択肢が狭まってしまう人たちがいます。そういう人たちに私達は伴走したいと思っています。社会に必要なものに関しては、新しい法律を作ってもらったり、行政に対して働きかけもしていきます。

たまご:フローレンスの考え方が広まって子どもを育てやすい環境ができ、日本の子どもが増えていったらいいですよね。

社会が一緒にあなたの子どもを育てていく

たまご:将来子育てと仕事を両立させたいと考えている女性たちのメッセージをお願いします!

杉山さん:女性は子育てを将来自分だけがしなければいけないことだと思う必要ないですよ。パートナーの人は子育ては当然一緒にやることだとマインドセットして欲しい。それからパートナーはもちろんのこと、社会が一緒にあなたの子どもを育てていくので信じて欲しいというのを伝えたいです。

杉山さん:私たちも今後どのような社会にしていくべきなのか、どんなシステムを入れるべきなのか、政府や行政に常にはたらきかけています。だから皆さんも若いうちから政治にちゃんと関わっていくようにしてほしいです。

たまご:この質問の意図は、私は去年1年間就活をしていて、企業の方によく『自分の人生の未来予想図』を教えて下さいという質問をされました。そのときに女性の場合、多くの人がいつ結婚しよう、いつ子どもを産もう、でもそれも予測通りになるとは限らないなといろんな考えが浮かびました。

たまご:私の周りにも就活をする時点で25歳くらいには結婚して仕事を辞める予定だから仕事はなんでもいいやと思っている人もいるくらいです。

杉山さん:選択肢はたくさんあります。仕事と子育ては両立できます。たまごさんが子育てをするときにはその環境が整っていると思います。

たまご:信じてます!!最後にフローレンスの活動に興味を持った方々にメッセージをお願いします。

杉山さん:『みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会』こういう社会を実現したいという団体としての思い、それからスタッフひとりひとりが自分の願いや志をもって働いています。子育てを親が抱え込むイメージではなく、社会のなかで一緒に子どもが育まれていく未来をイメージしてください。みなさんも、そういう社会を一緒につくりあげていきましょう。

認定NPO法人 フローレンス 会社概要

フローレンス公式ページhttps://florence.or.jp/

採用

募集URLhttps://florence.or.jp/staff/
保育系採用https://florence.or.jp/staff/cat_staff/childcare/
医療系採用https://florence.or.jp/staff/cat_staff/medical/
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ビジネス系採用https://florence.or.jp/staff/cat_staff/office-work/
新卒・インターン生https://florence.or.jp/staff/cat_staff/Intern-graduate/

寄付

日本の子どもの7人に1人が貧困です。国内の生まれて間もない赤ちゃんが、2週間に1人、遺棄・虐待死しています。医療の発達で体重500グラムの新生児が助かる一方、障害児の保育ケアが足りていません。子どもの福祉や子育ての課題解決に寄付が大きな支えになっています。フローレンスの活動に共感した方はぜひお力添えよろしくお願い致します。

寄付で子どもを支援するhttps://florence.or.jp/donate/

編集後記

私は24歳で2歳の子どもがいるという方に出会ったことがあります。

正社員ではなく、アルバイト生活をしているのですが、子どもがいなくてアルバイトで稼げるのが月20万円程度です。

子どもを育てながらできるアルバイトとなると、月10万程度の場合もあります。

一方、効率よく夜に働こうとすると、夜間に子どもを預けるとベビーシッターさんの場合一日2万円もかかるそうです。

仕事と子育てに追われてノイローゼになってしまう人も多いみたいですね。

その話を聞いたときに私は無神経にも親に手伝ってもらえばいいのにと思ってしまいました。

しかし世の中には、親との関係が上手くいっていない人、親の許可なくを産んでしまった人、そもそも親の経済力すら自分が支えている人もたくさんいます。

私が思っていた当たり前は当たり前ではありませんでした。

もう少しで私が手伝ってあげる!と言ってしまいそうでした。

でもそれも無責任に言ってはいけない言葉ですよね。

このように身近に出会ってみないと現状というの伝わりづらいかもしれません。

この記事を読んで少しでも多くの人が、『子供は社会で育てるもの』、いま自分に子供がいないからといって他人事ではないということを感じてほしいなと思います。

そして自分が貯めたお金をブランド品や高級レストランに変えるのも良いですが、少しでもフローレンスに寄付というカタチで協力していただけると嬉しいです。

投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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