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機械損失を格段に減らすためにはヒートマップが必須です。

ユーザーがページのどこに注目しているのか、どこで離脱してしまったのか、それらすべてをデータで分析できるヒートマップはまさにエンジニアの強い味方と言えます。

今やネットで検索をし、ネットで広告に出会い、ネットで買い物をする時代からこそサイトの効率化は売上に直結するツールです。

この記事では無料プラン・有料プラン・契約期間・特徴の4点に項目を分け、現在注目を集めている6社を比較しました。

他にもヒートマップについて詳しくご紹介致します。

ヒートマップとは

ヒートマップとは、ユーザー行動(滞在時間・クリック箇所・マウスの動き・離脱箇所など)を一目で分かるようにしたツールのことです。

ユーザーの動データは『』で表現されるので専門知識は不要です。そのため誰でも簡単に測定検証を始めることができます。

ヒートマップを活用する多くの目的は自社サイトの盛り上げ、つまりCVRやCROの向上です。
※CVR:商品購入や資料請求に至った割合
※CRO:ユーザーに対しての最適化

ヒートマップを用いてコンテンツの拡充や導線の整理を行うことで、自社サイトの訪問から購入への流れをスムーズに作ることが可能です。

グーグルアナリティクスなどのツールでは1日の訪問者数や購入者数が見れていたとしても、具体的なサイト内でのユーザー行動を把握するには大掛かりな解析や知識が必要になり、費用対効果が合わないことが多々ありました。

視覚化された万人に分かりやすいヒートマップではその点のパフォーマンスが改善し、素早くユーザー目線での解析ができるようになったのです。

ヒートマップの種類

ヒートマップにもいくつか種類と役割があり、それぞれの特徴を生かしてユーザーの行動を把握することができます。

【アテンションヒートマップ】

コンテンツごとの滞在時間を解析し熟読具合を可視化したもの。

ユーザー関心が高い=ユーザー滞在時間が長いと判断されるため、同じページ内でも人気のコンテンツ・分人気のコンテンツの仕分けや、読み飛ばされている部分などの把握が可能です。

長時間読まれているコンテンツは赤や濃い色で表現されることが多くなります。

関心度の高いコンテンツがわかりやすいですが、反面極端にできの悪いコンテンツなども読解に時間がかかっている場合がありその点は注意が必要です。

【クリックヒートマップ】

ユーザーがクリックしている個所を可視化したもの。

クリックが多いボタン=単純に関心の多いボタンとなり、優秀なコンバージョンを導き出してくれることが予想されます。

また、ボタンに限らずとも、その位置がクリックされているということは周辺の要素にユーザーが興味を持っているということになり、付近へのリンクの設置などをすることで成約率や回遊率向上につながる可能性があります。

【スクロールヒートマップ】

ユーザーがどこまでページを読んだかという指標を可視化したもの。

閲覧された箇所がどこまでだったかが数値で表されているため、ユーザーの離脱が大きい箇所が分かります。

見せたいコンテンツ到達前に離脱が多い場合には、即刻修正が必要です。

離脱に対する理由を検討し課題解決を行うことで、ページの最後まで興味を持たれるWebサイトを作ることが可能です。

【ホバーヒートマップ】

マウスグラフィ、マウスフローなどの呼び方があります。

マウスカーソルの動きを可視化したもの。

人の目の動き、および視線の先とマウスカーソルは70%以上一致しているといわれており、マウスカーソルの動きを把握することがすなわち視線移動を解析する大きな要素となります。

ホバー解析を行うことで、アテンションよりも寄り細かい範囲へのアプローチが可能です。

点で捉えるタイプの解析を行う為、面で測るタイプの解析とは多少考え方を変えていく必要があります。

【タッチアクションヒートマップ】

タップやスワイプ、ピンチなどの行動を可視化したもの。

名前の通りタッチパネル想定なので基本的にスマホ・タブレットユーザー専用のヒートマップとなっています。

  • 拡大動作が多い場合、単純にサイト全体でフォントが小さい
  • 拡大される画像が多い場合、より詳細な内容を求められている
  • こちらで想定しているフリックがユーザーに気づかれていない

などなど、問題点やこちらの意図との相違点に気が付くことができます。

また、指が自然に置かれスクロールの起点となる場所は読み飛ばされる傾向があるため、制作側の重要事項をその位置に配置しないことも重要です。

【メリット・デメリット】

この様にヒートマップはユーザー行動に対して、明確な情報を仕入れることができます。

そこから離脱防止・デザイン修正・定量的なデータ取得などができ、現在以上に質の良いサイトを作る手助けをしてくれます。

ただしヒートマップは、ピンポイントで対1ページのみの分析しかできません。

遷移した先でのユーザー行動との結びつきは別途解析をする必要があります。

ヒートマップを選ぶ際のポイント

ヒートマップを有効活用する為には、自身のサイトのニーズに合った機能を持ったツールを選ぶことが必須です。

知りたい、改善したい、共有したいデータは何かを定めた上で、その条件に当てはまるツールを使いこなすようにしましょう。

またヒートマップによって利用可能なページ数やデータの保持期間が異なります。

無料版や有料版などもあるため、分析したいデータ量などを考えた上で決めることがお勧めです。

ヒートマップ比較

PVを上げる目的でヒートマップを活用する場合は、その上限に注目しましょう。

またアップグレードを行うことを視野に入れ、無料プランを申し込む際も有料プランの料金をチェックしておくことをお勧めします。

上記の点を踏まえて、お勧めのヒートマップ6選を比較しました。

ヒートマップサービス名 無料プラン有料プラン(月額)
※初期費用込み
契約期間特徴
HEAT☆MAPS1,000PV、1URLまで ¥33,000
 PV、ドメイン使い放題
1か月・PV、ドメイン使い放題
・金額が統一されているため金額変動がない
ミニカルヒートマップ3,000PV、1URLまで  ¥10,780~164,780
PV数25万、アカウント数20
半年~1年・キャンペーンによってURL数の制限が少なくなる
・独自の機能『自動キャプチャ取得』を行っている
Mouse flow14日間無料トライアル ¥2,734~\45,000
PV数無制限、アカウント数20
1か月(年間プランの場合12カ月)・ユーザーの行動を録画できる『セッションリプレイ機能』搭載
・海外ツール(日本語解説動画あり)
Sitest30,000PV、ゴール設定数10要問合せ(必要に応じて)3か月・ヒートマップ以外にも、ABテスト、アクセス解析、EFO機能、UI・UX改善など様々な機能搭載
Ptengine3,000PV ¥10,978~\164,780
PV数5万、アカウント数10
6か月~・Googleアナリティクスと連携で、より高度な分析を行える
・国内導入実績№1
User Heat3000,000PV要問合せサイトによって変動・5種類のヒートマップが使える
・効果計測ABテストツールと併用可能
 ※有料プランのPV数は、30,000円以上のプランで比較しています。2021/11/2

HEAT☆MAPSは初心者・上級者にお勧め?!

HEAT☆MAPSの強みは、なんといっても月額33,000円でPV・ドメインが使い放題のところです。

通常この価格でPV・ドメイン使い放題は中々ありません。

実際に、PV上限によるグレードアップで思わぬ出費となってしまったということもあります。

PVに制限がないことによって、アップグレードをし必要以上のコストがかかる心配もなく、計測が途中で止まってしまう心配もありません。

さらにドメインが使い放題となると、多くのサイトをテストでき、そこから改善・実施を行える機会が増えるということです。

より多くのサイトにヒートマップを活用できれば、熟読率アップやCV増加に繋がります。

また契約期間も短いため、長い期間の契約に縛られずにプランを活用できるのではないでしょうか。

現在タブレット対応は行っていませんが『離脱エリア』『熟読エリア』『終了エリア』『クイックポイント』によってPC版・スマホ版の細かいポイントの改善は可能となっています。

導入作業も簡単にでき、価格もお手頃なのでWeb初心者の方にもおすすめです。

ヒートマップスリリース開始

無料プランを充実にしたい方

ミニカルヒートマップとSitest、User Heatは無料プランが充実しているので、初めてヒートマップを試してみたい方にお勧めです。

上記でも記載致しましたが、無料から有料プランに変更する際は金額にご注意ください。

内容別でコースに分かれていることが多いので、よく熟読した上で自社のツールに合ったものをご利用ください。

プランを充実したい方

Sitest、Ptengine、User Heatの3社はヒートマップ以外のプランも充実していると言えます。

例えばABテストでは仮説検証の効果を定量的なデータとして得ることができ、Googleアナリティクスとの連結によってより成果のある改善を効率的に、効果的に行うことが可能です。

「プランが充実していればしているだけいい」という話ではありません。

実際に現状況でなにに問題があり、どういった改善が必要なのかが固まった時点でそれに見合ったプランを使用しましょう。

サイト改善に向けて

上記でも記述した通り、ヒートマップツールは、客観的な情報データを詳しくインプットできます。

Webページは少し冒頭を変えるだけ、少しデザインを変えるだけ、少し構成を変えるだけで大きく変わることがあります。

画面越しとう難しいコミュニケーションをいかに上手に、目にしてもらえるように工夫してくことが大切です。

ヒートマップも自社に合ったツールでないと意味がありません。

まずは自社の課題や、目標を設定した上で無料プランを試してみて下さい。

投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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