いまや企業の宣伝をする上で欠かせない存在となっているSNS
アライドアーキテクツ社が2021年末に行った企業のSNSマーケテイングにおける実態調査では、約7割の企業が前年に比べてSNSマーケティングに関する予算を増額させており、2022年も更なる増額が見込まれています。
SNSの効果的な運用を行うためには予算に妥協せず質の高いコンテンツを生み出し続けるのが大切ですが、そのための費用があまりにも膨らんでしまうと運用の継続が難しくなってしまいます。
そこで今回は、SNSの中でもInstagramを例に運用の相場を見ていき、時間・予算を含めたコストを抑える方法を考えていきます。
Instagramの運用にかかる予算
企業がインスタグラムのアカウントを運営するのであれば、最も効率的かつ効果的な方法が、インスタ運用のプロである代行会社に外注することです。
運用のプロである代行会社に委託することで、自社でのインスタ運用の時間をかけることなく、大きな広告効果が得られることが期待されます。
しかし、その分委託費として大きなコストがかかってしまうのも事実。
一般的にインスタ運用を会社に代行する場合、月額20万円~50万円程度の予算が相場となっています。
ここからは、月額予算の大まかな価格帯でできることを解説していきます。
予算10万円以下
予算10万円以下なら、以下のようなサービスを提供する代行会社が多いです。
- 記事作成
- 投稿作業
月の予算10万円以下でSNSの運用をするならば、簡単なコンテンツの投稿・作成の代行などといった基本的な業務のみを代行してもらえるケースが多いです。
記事の作成は、投稿するテキスト・動画・写真の作成作業等を代行し、その投稿をターゲット層にとってベストなタイミングに合わせて投稿作業を行います。
また、費用を抑えたいのであれば、企業への委託のほかにフリーランスへの依頼や運用スタッフ(アルバイト)などの採用も運用代行の選択肢となってくるでしょう。
フリーランスのメリットとしては、法人(代行会社)よりも費用が抑えられることが多いことや、代行の担当者を直接選ぶことができるなどがあります。
しかし、費用を抑えようとするあまり十分な質のコンテンツを投稿できず、運用の効果が得られないと無駄な投資となってしまうので、予算の削りすぎには注意しましょう。
予算20~30万円
予算20万円~30万円では以下のようなサービスを提供する会社が多いです。
- 原稿作成
- 投稿作業
- 分析レポート作成
- コメント対応
- 月次報告会
この価格帯であれば、基本的な運用である投稿代行などの作業に加え、コメントの監視・対応、更には分析レポートを利用した月次報告会に至るまで、様々な業務の委託をすることができます。
特に月次報告会では、分析レポートをもとにアカウントの現状の問題を理解し、今後の運用に向けた戦略の構築などをディスカッションすることができます。
代行先とのミーティングを通して一緒に施策を立てて、しっかりとコミュニケーションをとることで運用方針を明確化することのできる有益な機会です。
一般的にこのあたりの価格帯を多くの運用代行会社が設定しています。
予算30万円以上
予算30万円以上であれば、以下のようなサービスを提供している代行会社が多いです。
- 原稿作成
- 投稿作業
- 分析レポート作成
- コメント対応
- 月次報告会
- 広告の運用
- キャンペーンの実施
- インフルエンサーマーケティング
SNS運用に関する基本的な業務の代行はもちろんのこと、広告の運用やSNSキャンペーンの実施、インフルエンサーマーケティングの実施など、より発展的なSNS運用を代行してもらうには、月額30万円以上の代行サービスが必要になります。
広告運用では、通常投稿のみではリーチできない相手に対して広く投稿を見てもらうことができます。
広告の配信地域や年齢、趣味などを設定して配信できるため、特にアカウントへの興味がありそうなユーザーに対して宣伝効果を発揮できます。
キャンペーンは、ハッシュタグ投稿やフォロー・いいねなどをしたユーザーの中から抽選で製品のプレゼントを行うといった催しです。
通常の投稿を行うよりも遥かに高い効率でフォロワーを集めたり、ユーザーに商品の宣伝をしてもらうことで、大きな集客や売上アップにつながる可能性があります。
インフルエンサーマーケティングでは、影響力の大きいインスタグラマーに商品を紹介してもらうことで認知を拡大して商品の購入を加速化させることができます。
インフルエンサーマーケティングの費用・料金相場は、1回のSNS投稿で「フォロワー数×2~4円」が一般的と言われています。
たとえば、SNSのフォロワー数が10万人のインフルエンサーに依頼する場合、20万円~40万円が費用の相場となります。
規模の大きなインフルエンサーによっては1回の投稿で100万円を超えることも。
SNSの運用を大々的に行うには、投稿だけでなくこれらのような積極的なユーザーの囲い込みが必要になるので、本格的にインスタグラムの運用を行う場合は、少なくとも30万円以上の運用代行サービスを利用する必要があります。
コストを抑えるためには?→必要な作業のみの運用代行を
ここまで、運用代行の必要な予算の相場について解説してきました。
上記の運用代行プランは多くの代行会社が行っている作業のイメージですが、例えばコンテンツの制作はしない代わりに分析やアドバイスのみを行うといったコースや、インフルエンサーマーケティングのみを案件として依頼するといった代行のやり方もあります。
このことから、SNS運用代行のコストを削減する手段として、代行会社に丸投げするのではなく、本当に必要な作業のみを代行してもらうことが効果的であると言えるでしょう。
SNSを0から立ち上げる場合、既に自社運用をしていてもなかなか成果が上がらない場合、ある程度の成果は得られているがもっと成果を上げたい場合など、企業によってそれぞれ異なる状況があります。
単純に予算で選ぶのではなく、どの作業を代行してもらうのか・どのくらいの成果を目指すのかという目的を明確にしたうえで、自社アカウントの運用スタイルにあったプランを選ぶことをおすすめします。
主要なSNS運用代行会社についてはこちらの記事で解説していますので、ご参照ください。
返信の手間にお困りなら、『SmartReply』
ここまでの内容から、自社のみでSNSの運用をできても、DMの返信等の時間のかかる単純作業のみを代行したいという方におすすめのサービスがあります。
それが、自動返信ツール『SmartReply』です。
SmartReplyは、インスタグラムのメッセージの自動対応に機能が限定されたSNS運用代行サービス。
アカウントを運営する上で重要になってくるものの、膨大な時間を要してしまう『個々のユーザーへのアプローチ』を簡単に行うことのできるツールです。
SmartReplyは、以下のように考える方におすすめです。
- 自社でSNSの運用経験がある
- 社外にSNSの運用を任せるのではなく、自社で運用のノウハウを蓄積したい
- 運用にかかるコストを大幅に削減したい
既にSNSの運用経験があるものの、自社だけで運用を行っていくには時間が足りないという方はご検討されてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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