教えて!偉い人!【女子大生の社長訪問日記】
絵画を購入するのは富裕層の遊びだと決めつけていませんか?
最近ではZOZOTOWNの前澤前社長がバスキアの絵を約62億円(当時)で落札したというニュースが話題を呼んでいました。
日本人はアートの展覧会に集まる人は多いのに、海外に比べてアートの所有率は低いそうです。
そこで一枠100円~アートが保有できる、アートの共同保有というサービスをご存知ですか?
世界的に有名なアーティストであるバンクシーやKAWS、ウォーホールの作品を共同オーナー権というカタチで購入、保有することができるのです。
このサービスは美術品の愛好家はもちろん、新しい投資のスタイルとしても多くの人から注目を集めています。
購入できる枠数はあらかじめ決まっていて、購入した枠の転売も可能。
その絵の価値が評価されればされるほど一枠の価格が上がっていきます。
その画期的なサービスの実態とはどのようなものなのでしょうか?
こちらのサービスを立ち上げた社長さんに気になっていたこと、全部聞いてきました!
このシリーズでは現役就活生の私が現役社長や役員の方々を訪問し、インタビュー形式で社長さんの人生やキャリアの選択方法について語っていただきました。
働き方改革と緊急事態宣言で変わったことはなんですか?
今後の就活生はどこを見て会社を選んだらいいの?
今世紀最大の就活氷河期を生き抜いた私が聞きたかったことをズバズバ聞いてきました。
就活生の皆様、ぜひ参考にしてみてください。
編集担当:たまご
インタビュー日時:2021年11月
アートの共同保有~アートは人生を豊かにする~
今回インタビューさせていただいたのはストレイムアートアンドカルチャー株式会社の長崎幹広社長。
アートの共同保有を行うサービスを生み出した第一人者です。
アーティストの方々と一緒にお仕事をしていく中で、アーティストとして有名になることの難しさを知り、もっと才能のある方々の作品がみんなの目に触れてほしい、そして多くの人にアートを保有する喜びを知ってほしいという想いでこのサービスを立ち上げました。
現在はアートの愛好家のみならず、新しい投資スタイルの登場なのではないかという切り口で投資家の方々からも注目を集めています。
また、ストレイムは先日NFTアート作品を出品し、その作品は現在(2021年12月)すでに5倍以上に値上がりしています。
今注目されているNFTアート作品とはどのようなものなのでしょうか?
海外にアプローチできるビジネスを立ち上げたい
たまご:まず長崎さんの略歴を教えて下さい。
長崎さん:成城大学卒業後、総合広告会社(現ADK)に勤務し、業界の先輩方にお声掛けいただくカタチで風とバラッドに参画し、その後kazeproという会社の立ち上げにも参画しました。その後パープルという会社の立ち上げを経て、ストレイムを創業しました。
長崎さん:広告会社時代にはかなり面白い仕事を沢山させていただく機会に恵まれて、いろんな方と知り合うことができました。その後、博報堂さんなど他の広告会社のトップクリエイターの方々とご一緒させていただいたのが風とバラッドです。
長崎さん:その後kazeproの立ち上げにも参画させてもらったのですが、そのときからアーティストの方々と頻繁に連絡を取るようになって、改めてアートに興味を持ち始めました。
長崎さん:更にその後、様々な仕事の可能性を探ってみたくなり、パープルという会社を立ち上げました。そのときに日本のエンタメだけでなく、中国エンタメマーケットも攻めていて、 日本で人気の女性アイドルの中国でのライブやファンミーティングを企画したり、中国の映画コンテンツを日本へ、反対に日本のコンテンツを中国へという仕事をしていました。
長崎さん:広告会社にいたときに、2002年日韓サッカーW杯の盛り上がりの中、日本で超話題となっていたデイビット・ベッカムが来日する機会があった際には、そのアテンドを頼まれたこともあります。『ベッカムとメディアに露出されるのはお前が面白いじゃん!』と言われて(笑)だから僕『めちゃイケ』にベッカムと一緒に出たこともあるんですよ!
たまご:めちゃイケ出たことあるんですか?!それは見てみたいです!
長崎さん:その後、ベッカムがマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードに移籍し、3年連続で日本へ招聘するという企画にもメンバーとして携わっていました。その後もクリスチャーノ・ロナウドやネイマールなどの広告制作にも携わることができて、サッカーをやっていた身としてはこの上無い興奮と面白さがありました。
長崎さん:その時にいままで視野が狭かったなと感じて、世界を視野に入れないと、と思いました。だから自分でビジネスを始めるときも海外へのアプローチができるビジネスを取り入れようと常に思っていました。
『アート保有は富裕層の娯楽』という先入観を壊したい
たまご:ストレイムを起業するにあたって、サービスとして『アートの共同保有』にたどり着いた経緯を教えて下さい。
長崎さん:広告会社を辞めた後、アーティストの方々とお仕事させていただくことが増えたのですが、アーティストとして売れるというのはとても可能性の低いことだと気付かれたんです。美大生はたくさんいらっしゃいますが、美大を卒業したとしてもアートだけで生計を立てていくことができるのは本当にわずかの人だけ。
長崎さん:一方で日本人というのは展覧会に行く割合が世界的にも多い国だと言われています。アートに浸りたい、観たいと思う人は多いにも関わらず、アート作品を保有している人の割合は少ないんです。
長崎さん:それは一種の先入観が邪魔をしているからだと思います。アート保有はお金持ちの趣味という印象がある方も多いのではないでしょうか?
たまご:確かにお金持ちの趣味という印象がありますね。有名画家の絵は何億とかの印象です。財閥の屋敷とかに飾ってあるような。
長崎さん:そうですよね。でも何億もするアートじゃなくてもアートが1枚でも家にあることで、家で1日過ごすと時間の流れ方が違うと思うんです。絵を見るたびに心が動く。光の加減によって絵は色々な姿を見せてくれます。朝の光を浴びて輝いて見えるときもあれば、夜は少し寂しげに心に寄り添ってくれる。アートはより人生を豊かにしてくれる存在です。
長崎さん:アートがヒントになってそこで道が開けたという経営者の方もいるんですよ。だからスタートアップの方々がクリエイティブ思考を刺激するためにアートを保有するというのもよく聞きます。最近の流行り言葉では『アート思考』って話になるんですかね。
たまご:素敵ですね。いままで絵を自分で保有したいと思ったことはなかったのですが、いつか名画を家に飾るという経験をしてみたいなと思いました。一つの人生の目標にもなりますね。
たまご:テレビで最初にこのサービスを見たときは、買う側に寄り添ったような新種の株のサービスの印象でした。でもこのサービスは、アートで食べていきたいという作品を売る側と、アートで癒やされたいという買う側どちらにも寄り添ったサービスなんですね。
長崎さん:そうですね。そのように理解していただけると有り難いです。このサービスはすごいお金持ちでなくても、たとえばバンクシーを応援したい、バンクシーの絵に携わっていたいという方々の願いを叶えることができます。アート保有を身近に感じてもらうことで若い人たちにもアート教育というか、アートに携わる喜びを実感していただきたいと思っています。
長崎さん:その繰り返しで近い将来、数十万円、数百万円のアート作品を買ってみよう!と思ってくれる人が少しでも増えたら、日本のアート業界が伸びるきっかけになるかなと思っています。
有限だから面白い!8倍を超えている作品も!
たまご:御社のサービス『アートの共同保有』をちょうど先日テレビで見たことがあって、私自身とても気になっていたんです。御社のビジネスモデルを教えていただけますか?
長崎さん:ストレイムのシステムは基本的にマッチングプラットフォームです。まず『コレクター』『ギャラリー』『アーティスト』などの方々から作品を出品していただいて、売った枠分の代金をお支払いさせていただきます。そのときに出品手数料として10%いただくのですが、それは現金ではなく、売る枠分の10%をストレイムがいただくという意味です。
長崎さん:さらに枠を売買する際には、コレクター間での枠の取引に一律5%の手数料がかかるという仕組みに現状ではなっています。
たまご:なるほど!ストレイムに対して様々な方向に顧客がいてサービスが成り立っているということですね。
たまご:ストレイムの公式ページを調べていたときに、1枠100円~と記載されていたと思うのですが、現在でもトップページを拝見すると作品によって1枠の値段はバラバラですよね。それはどういう意味ですか?
長崎さん:オークションのようなもので作品公開時の価格が1枠100円ということです。コレクターの方々に人気が高い作品は、スタートと同時に1枠の価格はどんどん上がっていきます。それが時価となるのですが、たとえば最新のNFTアートの作品はスタート価格が1,000円でした。しかし現在の売買取引価格は5,000円超(2021年12月現在)となっています。
たまご:公開から今までで価格が5倍超になったということですね!
たまご:1枠の価格がもっと高額になったら1枠を10個に分割したりはしないんですか?
長崎さん:そんな考え方も今後はあるかもしれませんね。ただ、枠が有限だからこそ面白いというのもあると思います。分割したとしたら、更に多くの人が保有できるようにはなりますが、1枠の価値が下がってしまう可能性があるのも事実。
たまご:有限だからこそ面白いというのは確かにそうですね。ということは人気が出過ぎるともっともっと高額になる可能性もあるということですね。
長崎さん:可能性はありますよ!
たまご:それこそアートのコレクターとしてリアリティがあって面白そうですね!
アートが投資対象の仲間入り?!
たまご:アートの共同保有が今後新たな投資の手段になるのではないかというニュースを見ました。
たまご:こちらのサービスのメインターゲットはどの層なのでしょうか?
長崎さん:メインターゲットはサービスをスタートした当初はまずはアート愛好家の方々でした。次に注目していただいたのが本格コレクターの方々、つまり転売で利益を得ようという方々です。
長崎さん:現時点ではアートは金融商品の対象外となっています。しかし最近ではアートの資産としての価値に注目が集まっているので、投資の対象となってくるのは時間の問題だと思います。そうなったらオンライン投資家層もしっかりとしたターゲットになってくるかなと思います。
たまご:もう本当に近い将来だと思いますよ!
たまご:現在アートの共同保有などアート関連の話はとてもスピード感を持って注目されていますが、ここまで注目されるようになったきっかけはなんだったと考えますか?
長崎さん:僕の意見をお話しさせていただくと、みんな投資には興味があると思います。
長崎さん:だからこそ常に新しい投資対象の登場には注目していると思います。いままでの投資といえば投資対象は株式や先物取引、不動産などでしたよね。そこで、新しい投資対象として不動産のJ-REITのように小口で買える、そしてアートという新しい切り口に投資初心者の方も注目されているのかなと思います。
たまご:投資対象として現物が想像しやすいというのは大切なことですよね。それにアートというのは私達の中にも価値のあるものという認識が刷り込まれているので。
長崎さん:それからアートってなかなか価値の下がらないものなんです。世界的にも経済の動向に左右されにくいと言われています。
たまご:それはなぜですか?
長崎さん:会社の株式を買ったとすると、会社はなくなってしまう可能性があります。不動産も自然災害に遭ったときには一気に価値が下がってしまいます。
長崎さん:その点アートは不祥事も起こさないし粉飾決裁が発覚することもない。リスクヘッジが取れてるんですよね。
たまご:従業員が殺人を犯すこともないし、不倫することもありませんもんね。
長崎さん:たしかに(笑)
たまご:アートの価値がなかなか下がることがないんですね!ストレイムのサイトを見ていても上がっている作品がほとんどですよね。
アートの価格はバックグラウンドでも決まる!
たまご:出品者と御社は販売するアートの価格をどのように決めているのでしょうか?
たまご:たとえば美大生の方が自分の作品を売りたいと持ってきた場合はどのように値を付けますか?
長崎さん:すごく話題になっている現役美大生もいらっしゃるのでそのような方などは別だと思いますが、普通の美大生となるとなかなか難しい話ですね。美大生のアートって判断がとてもむずかしいです。彼らが今後一生アーティストを続けていくかどうかわからないので市場に出すリスクは正直あります。いつか他の仕事で大活躍されて、学生時代のアートにとんでもない値が付いて出てくることもあるかもしれませんが。ただ、学生アーティストにも間口を広げる努力はしたいと思っています。若手アーティストを応援することもストレイムの大事なテーマだからです。
たまご:ここに出品して、ストレイムのユーザーの方々がこの作品を見て素晴らしいと思ってくれる人がたくさんいたら、そこからすごいアーティストが誕生することもあるということですよね。
長崎さん:若い子の作品を応援したいと思っているコレクターの方もいらっしゃいますからね。
長崎さん:基本的にアートの値段というのは、技法、素材、構図、号数(大きさ)などで決まりますが、当然、作品ではなく作家が誰なのか、所有力をそそるような希少性、それから今まで誰が所有していたのかというのも判断基準になります。
長崎さん:実は絵画はバックグラウンドが大事なんです。たとえばどこかの国の大統領が所有していた作品、超有名芸能人が持っていた作品、かつて歴史上の人物が所有したことがある作品と聞くと、その絵画の価値は莫大に上がります。
たまご:上がりますよね!その人が持ってたものなら欲しい!ってなります。そういったところが絵画の値にも関わってくるんですね。
海外にはアートが集まりやすい
たまご:ストレイムに出品されている作品は海外アーティストの作品もありますよね。現在は日本のコレクターの方が持っている作品を出品するというケースが多いのでしょうか?このサービスは海外の方にも非常に需要が高そうだなと感じました。
長崎さん:現在のお客様は日本の方がメインですが、もちろん今後海外のお客様にもアプローチしていって、拠点も海外に移したいなとも考えています。
たまご:拠点が海外ですか?!
長崎さん:やはり海外の方がアートに対して考え方が寛容ですし、アート自体も集まりやすいと思いますので。
たまご:たしかにそれはそうですよね。日本ではこのようなサービスというのはほぼ2社(Andart)の独占市場なんですか?
長崎さん:日本ではご指摘の通りかもしれませんが、海外にはすでに我々のようなサービスが複数あるんですよ。サービスによってはアートだけではなく、クラッシックカーや高級時計、トレーディングカードなどもシェアの対象とされています。
たまご:シェアの時代ですね。今は女の子の間でブランドバッグをシェアするアプリも流行ってますから(笑)
長崎さん:タイムシェアサービスなどを行っているようなサービスもあって、弊社も何らかの方法でタイムシェアサービスやもっと大きな括りでの動きも考えています。例えば美術館と提携したらとか、ワクワクしますよね。
たまご:美術館!なるほど。美術館に自分が共同保有している作品が展示されるときには観に行きたいですもんね。友達にも『今日ここの美術館に私が保有している作品展示されてるんだよ』って自慢したいです。
長崎さん:それで言うと、弊社のサービスを1枠でも購入してくださった方には証明書を発行していて、それをSNSでシェアできるようにもしています。
たまご:それいいですね!SNSシェアでは若者たちにどんどん広がっていきそうです。
NFTとは新しいアートのカタチ、唯一無二の証明
たまご:ストレイムに出品されている作品の最新作は今流行りのNFTアート作品ですよね。NFTはブロックチェーン技術でデータを複製・改ざんできなくしたデータのことですよね。最近ではあらゆる会社がNFTの作品を発表して話題になっていますが、いまいち価値がわかりません。スクショではダメなのかなと思ってしまいます。
たまご:どうしてここまでNFTが今注目されているのでしょうか?
長崎さん:今の世の中は共有・シェアの時代ですが、NFTはその所有欲の最骨頂だと思います。誰にも真似できない唯一無二だと証明されているものを所有しているということにみんな価値を見出すのだと思います。また来歴管理がしっかりできるので誰がいつ作って、誰が持っていたのかまで証明できるのも価値があることだと思います。
長崎さん:誰が作ったのか、永遠に追求できて、価値がわかるものというNFTはアート界にとても良い影響をもたらしていると感じます。NFTアートとはアートに血統書を与えるようなものなのかもしれません。
たまご:血統書ということは犬が雑種じゃないと証明するようなものですか?
長崎さん:そうです。それをNFTで言うと、途中で誰にも改ざんされていないよという証明ですね。
たまご:NFTは暗号資産でしか買えないんですよね?
長崎さん:そうですね、今のところは。暗号資産も流行っていますが、正直、暗号資産を保有していても実感ができないですよね。
たまご:目に見える現金に変えようとすると雑所得として約50%も税金が取られて、正直半額になってしまいますもんね。
長崎さん:よくお分かりで!NFTは暗号資産の価値を現金ではなく、アートという目に見える価値に変換する効果もあります。それがうまくアートの特徴とマッチしたのだと思います。
たまご:NFTの理解に苦しんでいましたが、新しい概念だと割り切って考えれば良いのでしょうか?
長崎さん:そうですね!デジタル上にある新たなアートのカタチ、リアルとも連携できる。デジタル上のものは色々なところに送ったり、スクショしたりでいくらでも複製できてしまうのではないかという不安がありましたが、NFT作品の場合はブロックチェーンで完全に守られているため、絶対に唯一無二の作品であると証明できる。デジタル上に似合う新しいアートのカタチですね。
長崎さん:とはいえNFTはまだまだ黎明期です。今後の動向に注目したいですね。
たまご:唯一無二の証明ですね。今はまだNFTの凄さが実感できていませんが、インターネットが私達に必要不可欠な存在になったのと同じように、近い将来それが当たり前になるかもしれないですね。
ストレイムアートアンドカルチャー株式会社 会社概要
会社公式ページ | https://straym.co.jp/ |
ストレイム アートの共同保有
ストレイム公式ページ | https://straym.com/ |
編集後記
ちょうど先日テレビで『今話題のアート共同保有は損か得か』という番組を見ました。
その中でも投資するのは正解だと紹介されていて、とても気になっていました。
だから今回のインタビューをとても楽しみにしていました。
お話を聞いているだけでアートを保有してみたいという気持ちが膨れ上がってきました。
さっそく1枠買ってみようと思って、それぞれの画家さんの人生を調べたり、それぞれの絵が描かれた背景を調べたりしているうちに、全部の絵が魅力的に見えてきてしまって迷っています。
新しい世界を発見したようなワクワク感で、久しぶりにこんな気持ちになったなと思います。
このままでは10年後くらいには1枚購入して家に飾っていそうです。
このインタビュー記事を読んで多くの方がアートに興味を持ってくれたらいいなと願っています。
また、長崎さんに『今の学生は年金を当てにしないで積立をしている学生も多いらしいね』と言われました。
確かに私の周りでも積立NISAを始めた友達がいます。
私自身も自分の老後のお金は自分で働けるうちに稼いでおかないとと思っています。
そんな学生たちが積立や投資など資産運用に興味を持ち始めた今だからこそ、アートというカタチあるものを使って、少額からでも投資の体験ができることが今の時代にとてもマッチしたサービスだなと感じました。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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