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教えて!偉い人!【女子大生の社長訪問日記】

とある調査によると子供に聞いた趣味・特技ランキングで1位に選ばれたのはゲーム。

好きなYouTube動画でもゲーム実況が上位に食い込んでいます。

最近は有名芸能人も趣味のゲームを垂れ流し配信するYouTubeをはじめましたね。

私は高校生になるまで携帯すら持たせてもらえませんでしたが、今の時代は子供をあやすために動画を見せたりゲームをさせたりする親御さんも増えているようです。

このシリーズでは現役就活生の私が現役社長の方々を訪問し、インタビュー形式で社長さんの人生やキャリアの選択方法について語っていただきました。

働き方改革と緊急事態宣言で変わったことはなんですか?

今後の就活生はどこを見て会社を選んだらいいの?

今世紀最大の就活氷河期を生き抜いた私が聞きたかったことをズバズバ聞いてきました。

就活生の皆様、ぜひ参考にしてみてください。

編集担当:たまご

インタビュー日時:2021年9月

誰かのために頑張ったことはいつか自分に返ってくる

今回インタビューさせていただいたのは株式会社COSMO LINK PLANNINGの川尻義博社長。

高校卒業後、ゲーム制作の専門学校に通い、今までゲーム業界一筋の社長さんです。

現在はゲーム会社に適した人材を紹介する派遣業をされています。

また、4歳のお子さんとの微笑ましい日々を『ゲームクリエイターパパ』という名前で連載されています!

優秀な人からどんどん消えていく世界

たまご:まず最初に川尻さんの略歴を簡単に教えて下さい。

川尻さん:高校卒業後、大学浪人しゲームの専門学校へ進学。学生インターシップで働いた会社に新卒入社し、ディレクターに昇進後、上場企業に転職。その後COSMO LINK PLANNINGを設立し、現在に至ります。

たまご:大学浪人したということは最初は4年制の大学に行く予定だったということですか?

川尻さん:そうです!僕高校が日比谷高校っていう進学率ほぼ100%の高校出身で、父が銀行員、母が専業主婦という家庭だったので、大学に行って良い企業に就職するのが当たり前という環境だったんです。

たまご:日比谷高校知ってますよ!都内で一番頭のいい公立高校ですよね。

川尻さん:そうです。行きたい大学もなくて将来やりたいことも見つかっていなくて。見つけるためにも色んな人がいる大学に行きたくて最初の年は早稲田と明治を受けたんですけどどっちも落ちてしまって。

川尻さん:一浪することにしたんです。でも予備校に行きながらも毎日勉強はつまらなくって、ゲームしてました(笑)

川尻さん:一番頭が良かったのは1浪の受験期で、早稲田ギリギリ受かるかなくらいだったんですけど、結果はダメで大学進学しか選択肢がないと思い込んでいたので、その後2浪するんですが、勉強のやる気はなくて隠れてゲームしてました(笑)2浪の後半から、もう大学には進学するつもりはなくなっていて、好きなゲームを仕事にできないか考えていました。

たまご:ゲームクリエイターになりたいと考え始めたのは、浪人されている時期だったのですね。

川尻さん:大学進学以外に道はないと親も私も考えていたので、2浪して初めて別の進路を親にも認めてもらえるだろうとも考え、親を説得して学費も一部自分で出しながらゲームの専門学校に通うことにしました。

川尻さん:今思うと私自身専門学校を卒業してゲーム開発会社に就職いたしましたが、専門学校に通っていなかったとしても入社できていたのだと感じています。

川尻さん:ただ入社可能な会社にめぐりあうために、ゲーム会社を調べて、大量に応募し、大量に落ちつつも1~2社合格するということが必要だったなと。これをやれれば、学費を払って2年専門学校に通うということ自体をスキップできていたのだと思います。2年早くキャリアをスタートできたはずです。

たまご:高卒でもゲーム会社に入社できるものなのでしょうか?

川尻さん:中小の開発会社だったら、ある程度の地頭の良さと育てる価値があるなと思ってもらえることができれば受かっていたと思います。ゲームの専門学校に通っている学生って半分くらいはプー太郎だったりするんだよね(笑)

たまご:プー太郎ってどういうことですか?

川尻さん:子供が就職も進学もしないのを心配して、親がゲームの専門学校に入れたというケースもあります。また全員が本当に面白いものを作りたいと野望があるわけでもないし、将来ゲーム開発をしたいと本気で思っていない人も在籍していたりします。

たまご:ゲームが好きというのと、ゲーム開発をやりたいとかその才能があるというのはまた別問題ですもんね。

たまご:専門学校を卒業して最初に入ったのはベンチャーのゲーム会社ですか?

川尻さん:そうです。専門学校って最初の1年間でゲームを2本作って、2年目はそれを持ってインターンをしながら就活をしなさいという流れだったんです。

たまご:自分が開発したゲームを持って自分の才能をアピールしていけということですね。

川尻さん:だから優秀な人からどんどん学校からいなくなっていくんですよね(笑)

たまご:なるほど。シビアな世界ですね。

川尻さん:僕は2年の夏くらいに決まったんですけど、それまでインターンをしていた会社に入社することを決めました。

たまご:多くの人がインターンとして働いていた会社にそのまま入社するということですか?

川尻さん:インターンしている会社は、その人達が優秀であればそのまま入社してほしいと思ってはいるんですけど、生徒たちはやはり大手のゲーム会社にチャレンジしてみたいという気持ちもあるので、そこはインターンしている会社側も理解してくれています。

川尻さん:大手に受かったらそっちに行きますという暗黙の了解がある上で就活をします。僕は結局そのままインターンをしていた会社に入社したんですけど。

川尻さん:でもインターン時代も死ぬほど働いていたので時給制のほうが正直稼げましたね(笑)新卒として入社したときの方が収入は減りました(笑)

たまご:ありますよねそういうこと、計算したら初任給超えるパターン(笑)

グリーv.s.任天堂 ソシャゲブーム時代

たまご:その後上場会社に転職されたんですよね。その転職の経緯を教えて下さい。

川尻さん:そうなんです。そのときには既に起業したいという思いはあったんです。そのきっかけは22歳ころ自分1人で月67万円売っていることを知ったことです。当時給与が25万とかだったので独立したら42万増えると単純に思いました。

たまご:会社の取り分がもちろんありますもんね。3分の1でも高い方かなとも思いますけどね。

川尻さん:これに気づいたときに独立してもし仕事がなかなかもらえなかったとしても半年働けば一年分は余裕で稼げるなと思っていました。でも僕自身の性格が、できる限りリスクを取りたくない性格なんですよね。

たまご:リスク取りたくないタイプなんですね!

川尻さん:そうなんですよ。だから起業する前に上場企業も経験してみようと思って。そのタイミングで先輩から誘ってもらって。今僕の会社はこういうゲームを作っているんだけど一緒にやらない?という感じで声かけていただきました!

川尻さん:その当時ってソーシャルゲームの全盛期だったんです。

たまご:ソシャゲと言われているやつですね!聞いたことがあります。

川尻さん:その当時は、グリーの社員が『任天堂の倒し方知っていますよ』と発言したというような報道がなされた時期で、今までの家庭用ゲーム機からソシャゲが市場を席巻しており、私も当分ソシャゲしか作れなくなるのかなと考えているタイミングでした。

たまご:ソーシャルゲームって代表的なもので言うとどういうものが含まれるんですか?すみませんゲームに疎くて…。

川尻さん:ソーシャルゲームというのは当時は、開発費用が1,000万円~3,000万円くらいでできるものなので開発側からすると作る内容は結構単純なものが多かったんですよね。たくさんタップしたり同じ動作をする系のゲーム。それって多くのゲーム開発者が作りたい!ってわくわくする内容ではないんです。もちろんソシャゲにはソシャゲのノウハウややりがいがあり、どちらかが良くてどちらかが悪いというものではありません。ソシャゲも今は開発費用も大きく増え、複雑なものも多くありますね。

たまご:なるほど、たくさんタップしたり同じ動作をする系のゲーム…。確かに義務感になってきそうですけど流行りやすいですよね!

川尻さん:その誘ってくれた先輩はソシャゲではないゲームを作っていたので最後に僕も一緒にそのゲームを作りたいと思ってその会社に転職を決めました。

1年間に何回遅刻していいですか?と聞いちゃうタイプ

たまご:その大手の会社には何年くらいいらっしゃったんですか?

川尻さん:3年ですね。

たまご:上場会社はどうでしたか?

川尻さん:僕結構いい条件で入社させてもらっていて、前職よりいい給料もらっていたんですよ。

川尻さん:でも僕遅刻するんですよね(笑)頻繁に5分遅刻していっていて、前のベンチャーの会社だと裁量労働制だったこともあり、それは問題なかったんですけど大手の会社ってそういうの当然厳しいわけですよ。

たまご:私ずっと謎なんですけど、遅刻する人ってなんで遅刻するんですか(笑)私遅刻しないタイプなので本当に理解できなくて(笑)

川尻さん:なんでなんでしょうね。それで「一年間に何回までなら遅刻してもいいですか?」とか聞いちゃうタイプで。

たまご:強すぎる(笑)

川尻さん:遅刻しない方ってすごいですよね。親御さんの教育なんですかね。

たまご:私は親というよりこれは学校ですかね。優等生と言われてきたので期待を裏切らないようにというか。

川尻さん:偉いですよね。

たまご:遅刻したくなくて友達との約束でも30分前とかに着いてしまうので、友達が15分遅刻すると45分待つことになるんですよね。ドラマ一本見れちゃうみたいね。

たまご:遅刻するってことは私との約束そんなに大事じゃないの?って思ってしまうんですけど、そういうわけではないんですよね。

川尻さん:そういうわけではないんですよ!全然その人との約束大事だけど遅れるんですよね。

川尻さん:今はそんな事ないですよ!今は30分前には着くようにしていますし、より重要な予定であれば1時間前には着くようにしています。

たまご:成長しましたね(笑)

川尻さん:それから大手の会社で上層部の方々しか参加できない飲み会があったんです。社員200人中20人しか参加できないような。その飲み会に僕の上司がすごく期待されていたので誘われて、僕も一緒に行くことになったんです。

川尻さん:絶対に粗相をするなと釘を刺されていたのですが、美味しいお酒がたくさんあったんですよね。それを色々飲んでみたくなってしまって飲みすぎちゃったんですよ(笑)それで会長の家で吐いたりして。

たまご:信じられない(笑)

川尻さん:そんなことをやらかしていたので当然評価されなかったですね。

たまご:大手で働くの向いてないですね(笑)

ジョブホッパーは印象が良くない

たまご:次に御社のことについて、職種や事業展開について教えて下さい。

川尻さん:ゲームの開発や運営に必要となる企画業務を行っています。自社で全てを受けることは稀で、基本的には都内や神奈川県のゲーム会社で人材が不足した時に、それを助けに行く事業です。また最近はアナログゲームの企画など、周辺領域の企画事業にも手を出しています。

たまご:ゲーム会社を経験してきたプロの方々の集団で、ゲーム会社さんがこのような人材がほしいとオーダーされたときにスイングするお仕事ということですね!

たまご:御社のアピールポイントを教えて下さい。

川尻さん:人生に多くの職場を体験できるところですね。

たまご:それはゲーム会社の中で色んな会社に行くことができるという意味であってますか?

川尻さん:そうです。弊社に所属したまま色んな会社を経験できます。すべての会社を転職して経験しようとすると転職市場でジョブホッパーと呼ばれてしまいます。

たまご:ジョブホッパー…。転職履歴が多いのって印象悪いんですか?

川尻さん:2、3社だったら全然良いと思うんですけど、7社とか8社とかになってくるとうちの会社に入ってもまたすぐやめちゃうんじゃないかなと思われて正社員になりづらかったりはあると思います。

たまご:そうなんですね。川尻さんの推薦で参画した社員さんがその会社に引き抜かれるケースはないんですか?

川尻さん:ありますよ!弊社に入社する時点で別にヘッドハンティングされたらそっちの会社に移ってもいいよと言ってあるので、引き抜かれた際はきちんと連絡してくれれば全然それもOKです。入社時の誓約書にも、そう記載しているのに、連絡せずにクライアントに転職する人もいますが、それが嫌なんです。

川尻さん:取引先の会社さんの方が義理ごととして気にする場合が多いと思うので。逆に無断で引き抜かれ転職されると、クライアントさんがうちの会社と連絡しづらくなって距離を取られてしまうかもしれないので、それが嫌なんですよ。

たまご:きちんと報告してくれれば問題ないからその後も取引続けていきましょうってことですね。

たまご:昔からゲームが好きだったんですか?

川尻さん:好きでしたね。僕の幼稚園のときの記憶で2つだけとても鮮明に覚えていることがあるんです。

川尻さん:1つは当時好きだった子にフラれたことで、2つ目が母にファミコンを買ってもらって自転車の後ろで大事にファミコンを抱えて帰ったことです。

たまご:好きだった子も気になりすぎますけど、ゲームを幼稚園の頃から持っていたんですね!

たまご:ゲームの開発をするにあたってアイディアのインスピレーションが湧いてくるのはどんな時ですか?

川尻さん:何かを思いつくのはやはりゲームをしている時ではなくそれ以外の時間ですね。人が仕事をしているのを見て今何でその操作をしたの?とか、子供と遊んでいる時になんでこんなに楽しそうな顔をしているのかを考えています。

川尻さん:ただ今の仕事はゲーム開発をしたい人や会社さんの相談を受けて手助けをしているのでゲームの世界観からアイディア出しをすることはほとんどないですね。作りたい世界観は相談に来てくれる人がもともと明確に持っています。

匙を投げたら何もしなかったと同じ

たまご:ゲーム業界で将来働きたいと思っている学生に向けてメッセージお願いします!ゲーム業界のリアルを教えて下さい。

川尻さん:まず挑戦してみた方がいい!先程も述べたように僕は専門学校を経てゲーム会社に入社しましたが、専門学校の2年間は必ずしも必要では無いと思います。それよりも2年早くキャリアをスタートさせるのもありだったなと。

たまご:やはりゲームを作るというのも地頭の良さが関係してくるのでしょうか?学歴が高いほうが受かりやすいなどあると思いますか?それともゲーム作りは才能?

川尻さん:ゲーム会社と言っても新卒最初から自分が作りたいゲームが作れることなんてほぼ無いです。大手で10年、ベンチャーでも3、4年かかると思います。

川尻さん:1年目から自分のゲームを作りたいなら個人としてびっくりするようなものを作って評価してもらった方が早いです。でもそれで成功する人は作家性を持ち合わせた本当の天才レベルじゃないと難しいですけど。

たまご:作家性…。みんなが沼にハマるような世界観を作り出せる才能ですね。

川尻さん:そういった人たち以外はゲーム制作ってチーム制作なので。多くの仕事がお金を出してくれる会社の言うことを聞かないといけない仕事です。

たまご:この前ゲーム会社のドラマやってたんですよ。まさにそんな感じでした。融資してくれる会社の人たちがキャラクターや納期に無理を言ってきて徹夜連続で頑張るっていう。

川尻さん:もうまさにそんな感じです!半分以上が我慢。調整していくのが仕事ですから。名前がブランドになったらまた別ですよ。自分が指示を出す側になれますけど。

たまご:名前がブランドっていうのは、その人が制作者だからこそ買うとか、その人の名前で企画が成り立っているようなファンを持っている人のことですね。

川尻さん:そうです。プロジェクトの中には調整がうまくいかず途中で頓挫してしまうこともあります。でもそこで匙を投げてしまったら社会にとっては何も無かったのと同じになってしまいます。クライアントが入れたいと思ったものを入れた上でどうにかしてカタチにして販売まで持っていくことが大事だと思います。

自分のためにだけでは頑張れない

たまご:最後に今の就活生にメッセージお願いします!

川尻さん:キャリアそのものを考える前に、どんな人生にしたいかを考え、少なくとも2~3年毎には振り返り軌道修正されることをオススメします。人生はキャリアを内包します。その上で、好きな人や興味がある分野での著名人の伝記や歴史書を読んでみるのも良いと思います。

川尻さん:最後に、子供(自分が死んだ後の世界)とどういう関わりがほしいのかも早めに”とりあえず”の方針だけ持っておくと良いと思います。

たまご:自分が死んだ後の世界ですか…。川尻さんは自分が死んだ後の世界がどうあってほしいとイメージしているんですか?

川尻さん:僕の人生観が変わったのって圧倒的に息子が生まれたときなんです。今4歳なんですけど。凡人が世界を変えようと思うタイミングって子供を幸せにしたいと思う時だと思います。

川尻さん:自分のために頑張り続けるのって難しいです。自分の子供に幸せになって欲しいと思ったときに、子供が今後生きていく世界や社会が死んでいたら幸せになれないですよね。そのために社会をよりよくする仕事がしたい、そのために頑張りたいと思うようになりました。

たまご:若いうちは自分が幸せになるために頑張ろうとしているのかもしれませんけど、大人になるにつれて自分のためだけでは頑張れないって言いますよね。田中みな実さんが言ってました。

川尻さん:自分のためだけに生きない方がいいです。そこで帰着してしまって自分に将来返ってこないですから。自分のためじゃなく人のためにやったことが結果自分のためになることもあります。「人のために」行動すると、必然的にいつもと違う行動になり、いつもと違う体験となります。結果、「自分のために」行動していた時にはない、新しい発見があることが多いです。

たまご:子供のためにまずは社会のためになることをしようと行動するのは結果的に自分に返ってくる点が多そうですね。

川尻さん:ゲーム業界って未婚率が高いと言われているんです。ゲーム業界の知人友人を思い出しても結婚している人は他職種の人と比べて少ない印象です。ゲーム業界のお笑い小話なんですけど、仕事で3ヶ月間会社に泊まって、久しぶりに家に帰ったら家具家電が妻と一緒にすべて消えてたっていうのがあります。

たまご:それは可哀想過ぎる(笑)川尻さんもそんなに忙しくされていた時期があるんですか?

川尻さん:めちゃくちゃ働いていた時期もありますけど、大変だったというより良い経験になったなと思っています。たくさん仕事をするということは経験値もたくさん溜まりますから。それこそ倍働けば、倍の経験値になります。

川尻さん:たくさん働くとまわりからの信頼も得られて、早く出世できたり、上司や社長などからも可愛がってもらえたりもします。過去、在籍させていただいたことがある会社には、全て感謝していますよ。

たまご:経験が倍になるという考え方とても良いですね!ご自身が苦痛に感じているのではなく、自分が成長できるチャンスを捉えているのが素敵です。私もそういう働き方をしたいなと思います。

上場会社は絶対王政?!

たまご:川尻さんが影響を受けた伝記は誰の伝記だったんですか?

川尻さん:僕は歴史が好きで、織田信長とかの生き方に感銘を受けていました。

たまご:日本史がお好きなんですね。私も歴史は好きです。世界史派なんですけど。遠藤周作の『王妃マリーアントワネット』という本を母に薦められて読んだことがあるんですけどそれでフランス革命期にめちゃくちゃ詳しくなりました。

川尻さん:いいですね。読んでみます。

たまご:マリーアントワネットとマリーアントワネットによく似た顔をしたマルグリットという農民の女の子が出てきて、その二人の立場から見たフランス革命が順番に展開されていくんです。それでフランス王政が傾き出したところで二人が出会うんですよね。二人の世界が交錯していくところが面白いんです。

川尻さん:影武者だ。

たまご:そうです!歴史上の事実は曲げてないからこそすごく面白いです!

たまご:まあマリーアントワネットから学べることというのはお金持ちになっても調子に乗ってはいけないってことくらいかもしれませんが(笑)

川尻さん:でも王政は勉強になると思います。大きい会社の組織ってほぼ王政や貴族の世界みたいなものですから(笑)

たまご:そうなんですね。

川尻さん:大きい会社は派閥があったりだとか。

たまご:社長派と専務派みたいな?それドラマの世界だけじゃないんですね。

川尻さん:ありますあります。

川尻さん:楽しい日々や苦しい日々は記憶に残りますが、平穏で何もしない日は記憶に残りません。記憶は1つの財産だと思います。苦しいようであれば楽しくできないか工夫してみてほしいですが、頑張って苦しかった場合は、後から良い思い出となります。良い人生を。

株式会社COSMO LINK PLANNING 会社概要

会社公式サイトhttp://cosmolinkplanning.co.

採用

募集URLhttp://cosmolinkplanning.co.jp/recruit

お仕事のご依頼・ご相談

お問い合わせhttp://cosmolinkplanning.co.jp/contact/

ゲームクリエイターパパ

川尻さんがお子さんとの日常を連載されています。ゲーム業界は結婚率が低い業界と言われています。そのため、ゲーム業界で働いている人たちにも自分のような子供や家庭を持つ幸せを知ってほしいという思いから、連載を始めたそうです。大人になったら忘れてしまっていた、子供に学んだことがたくさん書かれていてほっこりします。ぜひ読んでみたください!

ゲームクリエイターパパhttps://note.com/_gamecreatorpapa/

編集後記

すごく多忙な業界はいくつか聞いたことがありますが、お話を聞く限りゲーム会社もなかなか大変そうでした。

最初に頂いた質問シートのご回答でも感じたのですが、寝る間も惜しんで働いていたご経験があるにも関わらず全くそれが大変に聞こえないんです。

それはご本人が、経験が倍になると前向きに仕事に取り組んでいたからだったんですね。

私は叔母に『将来5人子供が欲しい♡』と言うといいよと言われています。

理由は『お金持ちの人と結婚したい♡』と言うよりも良い印象を与えることができ、一方でお金持ちしか選ぶ気がないことを暗に伝えられるからです。

それは冗談としても私も将来たくさん子供が欲しいなと思っています。

仕事に熱を入れるのか、ライフワークバランスを取るのかは男性でも考えるくらいですから女性ならなおさら深刻に考える必要があります。

この問題を解決しないと少子高齢化の問題が解決されることもありませんよね。

仕事がうまく行き過ぎて、お金の稼ぎ方もわかってきて、自分のルーティンが出来上がってしまったら、今は結婚したくない、子供は欲しくないとなってしまうものなのでしょうか。

どちらもうまく両立できる世界になって欲しいですし、自分がその体現者になりたいなとも思います。

投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

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