0 1分 2年

WEB3.0(WEB3)とは、情報の暗号化により正確なやり取りを行えるようになった新しいインターネットの在り方です。

情報を暗号化することで当時のやり取りを正確に保つことをブロックチェーンと言います。WEB3.0を知る上で必須用語のため併せて覚えておきましょう。

新しいインターネットがどのようにして生まれ、どのように活用されているのか、WEB3.0の持つ可能性をこの記事ではわかりやすく解説していきます。

WEB3.0になるまでの流れ【歴史】

WEB3.0ということは、WEB1.0、WEB2.0も存在します。まずはこれまでのインターネットの歴史から振り返っていきましょう。

WEB1.0 (1990年〜2004年)

WEB1.0とは、情報をホームページやメールを通して発信できるようになった時代のインターネットです。

この年代にはWindows95が発売されたように、主なインターネットの活用もとはPCの時代です。

インターネットの回線速度が遅かったことから、画像・動画の読み込みには時間がかかる上に画質も良くないことが印象的です。

そのため、情報はテキストを使っての開示が主流であり、誰とでもやり取りが可能ではなかったため、一方向のやり取りといったイメージがあります。

データ処理も自由度が低く情報の変更に時間や費用がかかるといったデメリットがありました。

WEB2.0 (2005年〜2020年)

WEB2.0とは、誰でも情報の発信者になることができ、誰でもそれを見て何かしらアクションを起こすことができるようになったインターネットの時代です。これを双方向コミュニケーションと言います。WEB1.0→2.0は情報を閲覧することから交換し合う時代への進化を表しています。

スマートフォンが発売され、どこでも手軽にインターネットを扱えることから、利用者も増え、より身近なものへと変化していきました。

また、クラウドやGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の誕生により、SNSの流行もこの時代の特徴です。SNSを利用し、誰でも簡単に自身の情報を多くの人へ共有・交換することが可能になりました。

WEB3.0 (2021年〜)

さらに2021年〜未来に存在するインターネットがWEB3.0です。

バーチャルリアリティ(VR)を利用しインターネットがリアルに体感できる時代と言われています。さらに情報はブロックチェーンを活用することで、暗号化されより頑丈に正確に守られるようになりました。

WEB3.0はブロックチェーンの活用によって、容易くインターネット上でのお金のやり取りを可能にしました。

お金のみならず所有権や契約も移動可能となりました。つまり、インターネット上で情報のみならず実際に価値そのものを交換できるのです。

手間や仲介するものがなくなって、インターネットが利用できれば生活できる世界を実現できる可能性を秘めたもの、それがWEB3.0です。

WEB3.0で可能になったこと

ブロックチェーンの技術により、個人同士でのやり取りの範囲が広がりました。

仲介組織を挟まない特徴を持つことからから、WEB3.0は分散型インターネットと呼ばれています。

ユーザーが協力してデータの管理をすることや、コンテンツの提供を個人間に特定することも可能にしました。それに伴い、データの販売や金銭的なやり取りをネットワーク上で行えることができ、手数料をかけずに簡易的な点がメリットとして挙げられます。

これを利用している注目すべきビジネスがDAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)です。

DAO(分散型自律組織)とは?

DAOとは、一定の条件を満たした者であれば誰でも参加可能であり、管理者がいないため参加者同士で意思の決定ができる組織です。

比較対象として株式会社を見ていきましょう。

株式会社は株を多く持つ管理者が存在し、ピラミッド型に組織が形成されていますが、DAOは資格を持っている者は全て平等であるサークル型の組織であり、決定も投票を用いて行います。

この投票で用いられるものがトークンです。

トークンとは?

トークンとは使う目的や場所によって意味が異なり、様々な場面で使用されています。

今回のDAOで用いられるトークンはガバナンストークンといい、組織の運営に関わる権利を保証するものです。

(例)「DAOで運営の決定に携わるためにガバナンストークンを購入し、投票権を獲得する」

このようにトークンには、実際に存在しないものへ価値をつけます。これは、WEB3.0でデジタルデータに価値をつけ金銭的なやり取りを可能にできる役割を持っています。

ここには気をつけて! 気をつけるべきポイント

ここまでWEB3.0について素晴らしさや将来性を語ってきました。しかし、新世代のインターネットにも注意点はいくつかあります。

まず初めに、ハッキングや詐欺です。

利便性や可能性が広がることを知れば、当然ユーザーの数も増えてきます。多くの人を参入させるタイミングは油断しやすい時期です。稼げることや好奇心に目がくらんでいると、ハッキングや詐欺といった犯罪に引っかかる危険が高まります。リスクも同時に背をっていることを忘れず、慎重に情報や価値の見極めをしていきましょう。

次に、法の制度がまだまだ追いつけていないことです。

次々とWEB3.0を使い新たな産業が生まれ進歩していく中で、サービス上の問題をはっきりとした法律によって解決することができない状況です。

現在、WEB3.0は国会でも重要視すべきであると声が上がっており、議論が行われ調査や政策の推進が行われるようになったため、今後の進展をチェックしておくと良いでしょう。

最後に、全て自己責任となることです。

WEB3.0は誰もが平等にやり取りをしていくことから、情報の自己管理が重要です。個人でできる範囲が広がる分、トラブルが起きても頼れる組織がないため、以前よりも自己責任が問われることを理解しておきましょう。

今回はWEB3.0を紹介しました。

WEB3.0とは今後将来のインターネットの在り方であり、今までとは違い情報の暗号化により安全性や正確性が高まり、インターネット上でのやり取りの幅が広がったことが注目される特徴でしょう。

今回はその中でもDAOという組織について紹介しました。DAOはプロジェクトごとに手軽に行えることも強みです。投票権もインターネットで購入できる手軽さがあり、簡易にやり取りが行われていく未来へと変化していることがわかりました。

さらに、WEB3.0では個人間で情報をやり取りが可能になったため手間や費用が削減される分、トラブルも自己責任です。

情報の見極めを忘れずに目的を持ってやり取りを行うことで自身を守りましょう。

投稿者プロフィール

レイニー
レイニー
美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。