介護福祉分野における経営支援を中心とした事業を手掛ける「Future Grip」は、同業界の経営者や管理職に向けたマネジメントコミュニティ支援サービス「FG Lab」を正式にリリースしました。
Future Gripは、“21世紀型マネジメント研究会”と銘打った勉強会の開催や、オーダーメイド型コンサルティング、周辺事業のサポートなどを通し、介護福祉事業者の経営を応援する企業。現場業務だけでなく、利用者への施設紹介や入居相談、外国人労働者と企業とのマッチング、教育分野での各種事業なども手掛けています。
同社が活動の軸としている介護福祉や教育の領域では、近年様々な課題が指摘されています。その1つが担い手不足です。介護という分野ではサービス付高齢者住宅、福祉・教育分野では放課後等デイサービスといった施設が急激に増え、それに伴って人材不足が常態化しています。
それと同時に深刻化しているのが、経営の問題です。人材不足も含めた様々な原因によって事業の継続が不可能になり、会社の譲渡や廃業が相次ぐという状況が社会問題化しています。そこまでに至らなくとも、現場責任者のスキルを十分に育成できず、現場マネジメントに支障をきたし、職員負担の増大や離職者の増加を招く、といった悪循環に陥るケースも見られます。
こうした課題を解決しようと開発されたのがFG Lab。これは経営者支援や管理者育成を図るためのシステムで、ICTによるマネジメント支援を提供しつつ、業界内でのエキスパートマッチング機能も兼ね備えたもの。事業所の経営チームが何を行うべきかを明確化させるためのクラウドサービスです。
具体的なサービス内容としては、まず施設マネジメントの知見を得るための動画が見放題というものがあります。稼働率アップや収益改善、人材の採用・定着・育成など、すぐに実践可能な20カテゴリー・全600本の動画がラインナップされ、これらの視聴を通して経験が浅い管理者や責任者のマネジメント能力をレベルアップすることに貢献します。
また、同システムには、課題のテーマに応じた専門家へ直接相談できる機能も備わっており、チャットやオンラインでの相談をはじめ、研修を受けることも可能。外部専門家の客観的かつ的確な助言を通して、経営者や責任者も視野を広げることができます。こうしたサービスを通してマネジメント業務を一元化することにより、事業におけるコストダウン効果も期待できるとのことです。
さらにシステム内には、業務上で必要とされる様々なフォーマットも含まれており、利用者の事務作業における負担も軽減。こうした利便性が評価され、2022年12月からスタートしたβ版のトライアルでは、期間終了後に約9割の事業者から「正式に導入したい」という反応が返ってきているそうです。
超高齢化社会を迎え、さらに課題が増加することも予想される介護福祉業界。それに対し、同社は「今後も機能強化・機能付加を継続するとともに、業界への認知を高めるための広告投資、サービスレベルを高めるための人的投資を積極的に実施していく予定」とコメント。業界全体へ貢献していく意思を示しています。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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