教えて!偉い人!【女子大生の社長訪問日記】
就活生のみなさん、業界研究やOB訪問ってどのように進めていますか?
ネットの情報をかき集めたり、アプリでOBを探したりがほとんどだと思います。
でもそれでは仕事中の面接に目を光らせた社会人に会えるだけで、他の就活生との差別化もはかれません。
それに就活中そればかりでは疲れてしまいますよね?
そんな就活生に朗報です!沖縄県で経営者に直接会える?!
今回はシェアオフィスサービスを運営されている社長さんにインタビューに行きました!
このシリーズでは現役就活生の私が現役社長の方々を訪問し、インタビュー形式で社長さんの人生やキャリアの選択方法について語っていただきました。
働き方改革と緊急事態宣言で変わったことはなんですか?
今後の就活生はどこを見て会社を選んだらいいの?
今世紀最大の就活氷河期を生き抜いた私が聞きたかったことをズバズバ聞いてきました。
就活生の皆様、ぜひ参考にしてみてください。
編集担当:たまご
インタビュー日時:2021年11月
経営者が集まるシェアオフィスコミュニティ
今回インタビューさせていただいたのは株式会社琉球DigiCoの水谷真史社長。
沖縄で11年前から株式会社青空を運営し、1年前に株式会社琉球DigiCoを創業されました。
琉球DigiCoは現在85坪×5フロアのシェアオフィスサービスを展開しており、インターン生によるラジオ放送も行っています!
コミュニティに特化したシェアオフィスの実態とはどのようなものなのでしょうか?
東京は常に競争社会?!
たまご:水谷さんの略歴を教えて下さい。
水谷さん:明治大学卒業後、ラウンドワン(ボウリング場)で1年半ほど働きました。その後マクロミルというネットリサーチの会社に5年いて、友達のいた会社ジョッキージーンというSEOの会社に転職します。
水谷さん:ジョッキージーンを退職した後一度フリーランスの時期があって、ご縁があって沖縄に行くことになりました。沖縄では最初に青空という会社を立ち上げて、現在11年目、今も継続中です。そして2年ほど前に琉球DigiCoを始めました。
たまご:現在は2社を代表として運営されているんですね。それぞれの会社が変わったきっかけを教えていただけますか?
水谷さん:ファーストキャリアはほとんど企業研究をしないで入社しました。遊びに行った時に楽しそうだったという理由です。1年半くらい働いていたのですが、途中から自分の将来が不安になってきたんです。
水谷さん:それから入社する前はサービスの企画・運営などの仕事ができるものだと思っていたのですが、実際はずっと接客業で、僕がやりたかった仕事をしているのはコンサルの人たちでした。
水谷さん::それでコンサル会社に転職したいなと思って転職を決めました。でも次の会社もコンサルの会社ではなかったんですよね。ネットリサーチの会社だったのでアンケートを取る仕事がほとんどで。でも結果的にはとても楽しかったです。ちょうどその会社がすごいスピードで上場していくタイミングだったんです。それを間近で見られたことで自分にも刺激になりました。
水谷さん:次の転職は、マクロミルの中でビジネスが大きくなるのを見て、今度は自分たちで自由にやってみたいなと思ったんです。そこで当時友達がやっていたSEOの会社に転職しました。
たまご:その後沖縄に行ったんですよね。沖縄との出会いはなんですか?
水谷さん:その後少しフリーランスになって、フリーでテレアポの代理などをしてブラブラしていました。東京より新しい場所へ行って挑戦したいなと思って、たまたま当時仲良かった女性社長が沖縄で新規のビジネスを始めるから手伝って欲しいと言われたのがきっかけでした。もう沖縄歴は今年で12年目になります。
たまご:水谷さんは東京で働いていた経験もあり、沖縄で働いた経験もあると思いますが、沖縄で働く良さはどのように感じますか?
水谷さん:都会で働いている人たちってスケジュールがギチギチで日々それらをこなすので精一杯の方が多い気がします。それに対して沖縄での働き方はゆとりがあるように感じますね。それから東京って競争が激しいですよね。一つの仕事をするのに何社も見積もりを出してプレゼンしてという準備にとても時間を割きます。
水谷さん:それに対して沖縄は狭い世界なので競争しなくてもお客様にメリットがあれば仕事はすぐに決まっていきます。ある意味時間が省けているのかなとも感じますね。東京だと勝ち抜くための時間も必要になるというか。
たまご:言いたいことはとても良くわかります!東京って見栄を張るための時間も膨大なので(笑)常にレースを走ってますね。だからみんな忙しいのかな…。
シェアオフィスには38社が集結
たまご:御社の主な業務内容を教えて下さい。
水谷さん:シェアオフィスの入居企業と一緒にプロジェクトを組んで受託事業を受けていくサービスを行っています。
たまご:御社のアピールポイントはなんですか?
水谷さん:シェアオフィスの特徴として、箱を貸すだけでなくコミュニケーションが強い場所作りを行っている点が強みです。シェアオフィス運営には上場経験があったり、多数の会社運営経験がある者もいて、いろいろな相談に乗れる環境が整っています。
たまご:シェアオフィスと聞くと、東京だとWi-Fiスポットで静かに仕事に集中できる場所というイメージだったのですが、コミュニケーションが取れる場所の提供というシェアオフィスは楽しそうですね。
水谷さん:シェアオフィスには個室を提供するサービスとコミュニケーションの場を提供するサービスがありますが、弊社のサービスはコミュニケーションの場を提供することに特化しています。現在38社の方々が登録してくださっていて、全員が使えるフリースペースもあれば、各々の会社が持っている場所もあります。
たまご:広さはどのくらいあるんですか?
水谷さん:85坪が5フロアですね。
たまご:めちゃくちゃ広いですね!!
水谷さん:もともとみんなで集まって仕事を協力して行おうという考えからできたサービスです。沖縄の会社以外にも他県の会社もいて、その方々はゴルフ半分、仕事半分というテンションで来ている方も多いです。
たまご:仕事の時間だと考えると経営者の方々も気を張るかもしれませんが、半分リゾート気分も混ざった場というのは普通では聞くことができない色々な話が聞けそうですね。
水谷さん:他県に本社を持っていて、新たに沖縄支社を立ち上げようとしている方に利用していただくことも多いです。沖縄のことはまだよくわからないから心細いという方も、このコミュニティにいることで、他社の顧客基盤や地元民の採用などでお互いが助け合える環境が整っています。立ち上げがうまくいく手助けができるのではないかなと思っています。
たまご:顧客基盤を持っている会社さん同士の繋がりは強いですね。
水谷さん:もともと仲の良かった数社が、近くで仕事をした方が効率が良いよねということで集まってできた会社です。ここからどんどん仕事の輪が広がっていっています。現在38社が集まっていますが、それぞれの会社が自立し、独自のサービスを行っています。
水谷さん:その中で、居酒屋と協力してお酒の飲み放題のアプリをやっている会社とウーバーイーツのようなデリバリーを行っている会社が連携して新たなサービスを展開したりと、それぞれの特徴を活かして協力しあえる環境になっています。
たまご:それぞれの会社の強みを持ち寄れるということですね。
決裁権を持つ経営者に憧れを抱いた
たまご:子供の頃の夢はなんでしたか?
水谷さん:プロボクシングの日本ランカーが夢でした。
たまご:プロボクサーですか?! 実際にプロで活躍されていたこともあるんですか?
水谷さん:大学時代はプロとして活動していました! でも将来もずっと続けるのではなくきっと就職はするだろうなと思っていました。だから就活当時は少しふてくされていましたね。
水谷さん:一生プロボクサーとして生きていきたいけれどその限界も感じていて、就活に身が入らずほとんど企業研究をしないまま望みました(笑)何も企業研究せずに楽しそうな会社に入社し、やや後悔しましたね。
水谷さん:ただ入ってみたら結果どこも楽しかったです。世界が広すぎて情報量に自分が追いついて行けていなかったんだと思います。
たまご:水谷さんは琉球DigiCo含め計2社起業されていますが、起業したいと思ったきっかけはなんですか?
水谷さん:営業をやった際に、決済権と自由を持っている社長というものに憧れをもつようになりました。
水谷さん:それから自分は誰かが作ったものを売るのではなく、お客さんが今どんなことに困っていて、どんなものを欲しているのかを聞いて、その課題を解決できる商品を自分たちで開発するという仕事がやりたくなってしまって。自分が作ったものを売りたいと思うようになったことがきっかけですね。
インターン生が主催のラジオ番組
たまご:御社でもインターン生がたくさんご活躍されているとお聞きしました。インターン生は主にどのような業務を行っているのでしょうか?
水谷さん:うちのインターン生はラジオ番組を企画したり、けっこう楽しそうにやっているかと思います。
たまご:インターン生が企画するラジオ放送ってとっても面白そうですね!ラジオ放送はどのようにして始まったのですか?
水谷さん:最初に立ち上げた会社でもラジオ番組を持っていたんです。比較的ラジオ番組を持つのは沖縄だと安いと思います。
たまご:ラジオの視聴率って他の地域と比べて高かったりするのでしょうか?
水谷さん:車移動が基本なので、県内の視聴率は高いと思いますね!
たまご:どのような内容で番組を構成しているのですか?
水谷さん:最初はシェアオフィスの入居企業の社長さんに出演してもらって会社のPRをしてもらっていましたが、それはもう一周してしまったので、今はいろんな外部の社長さんを呼んで出演していただいています。
たまご:私がやっているインタビューと似ていますね!
水谷さん:そうですね。インターンの子たちが社長さんとお話するという構成になっています。
たまご:私もぜひインターンの方々とお話してみたいです!
東京では会えない人に会える!
たまご:今の就活生にメッセージをお願いします!
水谷さん:会社のことを知ることが大事かと思います。1~2時間会社の業務を見学したらだいたい雰囲気は分かるので。あとは出来れば経営者視点を学生のころから持っているとめちゃくちゃ良いと思います。
たまご:経営者視点というのはどういうことですか?
水谷さん:そうすることで就活を進めていく中で会社側が何を考えているのかわかるようになります。会社の思惑がわかるんです!『主体的』で『会社のことを考えられる人』をどこの会社も取りたいですからね。
たまご:就活中ずっとみんな上辺だけの話をしているなと思っていましたが、会社側のメリットを考えて発言できたら他の就活生とも差別化できそうですね。
たまご:経営者の方々が考えていることに触れておくというのはとても貴重な経験ですね。
水谷さん:大々的に会社見学を行っていなくても、自分が興味のある会社には直接『会社見学できますか?』と聞いてみたほうが良いです。中小企業だといちいち会社見学の宣伝まではしていないことも多いと思うので。
水谷さん:それから企画された会社見学に参加するよりも、よりそのままの企業の日常が見れると思いますよ。積極的に自分から動いてみてほしいですね。
水谷さん:うちのシェアオフィスでは色々な会社の社長に会えたり、話したりできます。東京では会えないよう人とも。これからは沖縄で働くのも逆にチャンスあるのではないかと思っています。
たまご:東京で会えないような人とはたとえばどんな人ですか?
水谷さん:入居企業さんの中には大手芸能事務所の社長さんや上場企業の社長さん、大手IT企業の役員さんもいらっしゃいます。彼らが半分沖縄に遊びに来た際に利用することが多いです。東京にいたらアポ取りが難しい方々ばかりです。仕事時間という枠組みではなくラフな感じで自由な時間がたくさんある状態の社長さんたちに会える機会はめったにありません。
たまご:それは就活生にとっては夢の空間ですね!息抜きにもなるし、刺激になる経験になりそうです。
水谷さん:就活生でもぜひぜひ遊びに来てください。シェアオフィスを見学してみたいという方はぜひこちらに連絡お待ちしています!(連絡先:info@r-digico.co.jp)
たまご:私もぜひぜひ行ってみたいです!
水谷さん:僕のキャリアの中で入社前に思っていたのと違ったなということも何度もありました。僕はたまたま運良く結果的には正しい選択が多かったですが、僕が伝えたいことは、企業研究はちゃんとしてくださいということです。
水谷さん:遠回りもいっぱいしたので(笑)遠回りしたとしてもその中で自分の楽しみを見出していくのもいいですけどね。自分で決断を下せるまでは自分が正しいと思って決断できるように、いろんな方法で企業研究してほしいなと思います。
IT業界志望にとって沖縄はチャンスの宝庫
たまご:これからは沖縄で働くのも逆にチャンスというのは?
水谷さん:沖縄は今とても活気づいています。沖縄って台湾やアジアの国々に近いので海外と一緒に仕事をすることが多いです。入居企業の中にも海外にオフショアーを持っている企業さんがたくさんいます。シェアオフィスの中にも海外の企業の社員さんもいらっしゃいます。
水谷さん:それから全国的にIT人材不足が叫ばれていますが、沖縄は特にIT人材が少ないです。だから都会のキツキツした生活に見切りをつけて沖縄に来たら沖縄にいながら成長のチャンスがたくさん転がっています。弊社のシェアオフィスの中ではその環境が整ってきていると思います。
水谷さん:直接決済者の方々と話せる機会があるのでいままででは信じられないくらいのスピードで仕事が決まっていきますよ。
たまご:シェアオフィスのおかげで倍速で社会経験が積める環境が整っているのですね。ここにいれば他県の有力者の方々、海外の有力者の方々とも仲良くなれて、気づいたときには信じられないくらい成長していそうですね。
株式会社琉球DigiCo 会社概要
会社公式ページ | https://r-digico.co.jp/ |
採用
新卒採用 | Web企画総合職 | 新規法人立ち上げの為、一緒に会社を創っていくメンバーを募集しています。 新規事業・既存事業の成長に向けた企画立案を行うプロデュース系、 マーケティング業務系、SNS運用などの広報系、 人事・総務・経理などの管理部門系など、あなたの強みや個性を生かして、 幅広く活躍できる環境を用意しています。 |
中途採用 | デザイナー | ・コーポレートサイトやWebシステム、Webサービスなどのデザイン制作 ・自社サービスのデザイン制作から、入居企業のサービスのデザイン制作、 外部のクライアント様のWebデザインなど ・簡単な画像制作やバナー作成など ・様々な方と関わりデザインを提案できます。 企画段階から参加いただける案件もありますので、 ディレクション経験も積むことができます。 ・これまでwebデザイナーとして経験を積んできた方で、 「もっといろんな案件に携わりたい!」 「新しいデザインに触れていたい!」 という方には魅力的な職場環境だと思います。 若いうちから裁量権を持って働ける会社です。 ・プロスポーツチームのサイトのバナー制作等に携わることができます。 |
PHPプログラマー | ・運営中の既存システム(Laravel・CakePHP)の修正、改修。 ・新規案件のPHPプログラムの制作が主な仕事となります。 ・Jリーグ、プロ野球オフィシャルサイトのシステム改修 ・新規Webサイトのプログラミング ・システム開発にかかる設計業務等 |
お仕事のご依頼・ご相談
お問い合わせ | digico.co.jp/contact/ |
シェアオフィス訪問したい人
水谷さん連絡先 | info@r-digico.co.jp |
編集後記
就活の息抜きに沖縄に遊びに行きがてら、水谷さんのシェアオフィスに行ってみるのも良い刺激になりそうですね!
就活生も大歓迎だそうです。
直接社会人の方々、経営者の方々と飲んだり遊んだりできる機会って少ないですよね。
私もゴルフを教えてもらったり、経営者の方々と飲んだりするために遊びに行きたいと思いました!
東京では経営者の方々は時間に追われて私達学生と話している時間はありません。
その点、経営者の方々のプライベートに会えること、沖縄に流れている独特なゆったりとした時間が手を貸してくれてとても有意義な体験ができると思います。
また、このシェアオフィスのコミュニティに入っておくことは仕事のチャンスにつながるなと感じました。
もしかしたら読者の方々の中には沖縄はゆったりとしていてガツガツ仕事をして年収を上げていきたいという人には向いていないと考える人もいるかもしれません。
しかしそれは過去の話であって、東京にいる時では会えない人と一緒に仕事ができる環境というのはなかなかありません。
むしろ東京で社長の顔が見えない環境で働き続けるよりも成長につながる近道だと思います。
投稿者プロフィール
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美容が好きな20代。貯金は美容にかけていることが多いです。
インコのザシアンと一緒に暮らしています。
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